Facebookやツイッター等のソーシャルメディアを集客に活用するビジネスも増えています。
そんなソーシャルメディアの効果は、どの様に測定していますか?
企業であれば予算確保や結果報告など効果測定は必須です。また、個人経営店やオーナー企業であっても、どのマーケティング活動がより効果を出しているのか判断する必要があります。
Facebookページのファン数やツイッターのフォロワー数だけでは、ソーシャルメディアの効果を測る事は難しいですよね。
今回は、ソーシャルメディアの効果を簡単に測定する3つの方法「3 Simple Ways to Measure Your Social Media Results」を紹介させて頂きます。
簡単に出来る!ソーシャルメディアの 効果を測る3つの方法
ソーシャルメディアでの活動を測定する方法をお探しですか?
ソーシャルメディアにこれまで費やした労力は価値があったのか、ご存知ですか?
ソーシャルメディアの効果測定は、ビジネスにとって最も悩ましい問題の一つです。
この記事の中で、今後キャンペーンなどで使って頂ける3つの簡単な効果測定方法を紹介します。
なぜ効果測定が必要なのか?
ソーシャルメディアを使ったキャンペーンの効果測定を行うには、まずはゴール(目的・目標など)を明確にする事が重要です。
なぜマーケティング活動にソーシャルメディアを活用しようと考えたのか、思い出してみてください。そして、売り上げや事業の成長へは、どの様な影響を求めますか?
まずは、ゴール達成に向けて、測定可能な結果と時間軸を決めましょう。
次に、目的に合わせてソーシャルメディアを選びます。
例えば、女性をターゲットにしていて、魅力的な画像を用意出来るのであれば、Pinterestを使ってみるのもよいかもしれません。
もし、法人向けセミナーのマーケティングを行うのであれば、Linkedinを考慮してみてもよいかもしれません。
1.ソーシャルメディアの意見を定量化する
つい曖昧にしてしまいがちだが、売り上げは必要だ。”
おそらく最も重要にも関わらず、ソーシャルメディア上の声はよく見落とされがちです。もし顧客の声を聞いていないのであれば、ソーシャルメディアの利点を見逃しています。
では、どの様に顧客の意見を測定し、それを売り上げに反映させるのか?
今回は、ツイッターを使ってこの質問に答えてみます。
- ツイッターのサーチボックスにビジネス名(社名、ブランド名、店舗名など)を入れます。
- 次に、ビジネス名が含まれた「トップ」ツイート、「すべて」のツイート、または「あなたがフォローしているユーザー」のツイートを選びます。
- どの様なツイートがされているのか目を通して、フォローするアカウントを選んでください。おそらく、見込み客か既存客のアカウントである可能性が高いと思います。
- これらのツイートを日課として確認します。そして関係を作ります。質問に答え、価値を高め、可能な限り助けになってください。
ツイッターの高度な検索は、地域密着型のビジネスであれば特に強力なツールになります。ご近所さんがツイートしている内容を、あなたのビジネスに関連した言葉を使って検索する事が出来ます。
ツイッターはリアルタイムでサポートするにはすばらしいツールです。例えば、この様な事を知る事が出来ます。
- サポートした正確な人数
- その人数が増えているかどうか
- あなたのビジネスに関して顧客が抱えている問題
- あなたのビジネスで何が機能していないか
効果測定の期間が終わったら、発見した問題に優先順位をつけます。その知識を活かしてビジネスの問題を改善しましょう。そして、これらの改善が与える売り上げアップや費用削減を、直接的なソーシャルメディアの効果として測定してみましょう。
2.ソーシャルメディアのエンゲージメントを採点する
認識度アップや口コミが目的であれば、簡単かつ効果的に実施出来る手法です。特に、Facebookやツイッター、その他ソーシャルチャンネルへの反応を測るには最適です。
その方法とはこちらです。
新商品の立ち上げに際して、Facebook上で口コミを起こしたいとします。商品立ち上げについてFacebokページに投稿し、多くの「いいね!」を得られました。そして翌日には、また違った種類の投稿をしました。2つ目の投稿ではいくつか「いいね!」を得られましたが、シェアやコメントといったエンゲージメントを多く得る事ができました。
「いいね!」は賛同を表し、そしてコメントは深い関心を示します。一方、シェアは投稿をFacebookページの外にまで露出を拡大してくれるため、最も価値があります。
キャンペーンの開始時に、ゴールを数値目標に置き換えます。そして、どのエンゲージメントが最もあなたにとって価値があるのか、各エンゲージメントにポイント付けをします。
Facebookのポイント制度例です。
- いいね!:1ポイント
- コメント:5ポイント
- シェア:10ポイント
キャンペーン中に、どの程度目標に近づいているのかポイントを数えるだけで簡単に確認出来ます。
同様のポイント制度は、他のソーシャルメディアにも使う事が出来ます。ツイッターの場合であれば、リプライに5ポイント、リツイートに10ポイントといったポイント制度が考えられます。
3.付加価値を高めてから、販売・測定する
この手法はGary Varynerchuk氏の本のコンセプトにもなっていて、商品を売るより前に顧客にとって価値の高いコンテンツの提供を行います。
例えば、あなたのレストランが新しく健康に気遣ったメニューをはじめるとします。次の週末までに300人のお客さんに新しいメニューを試してもらう事を目標とします。
あなたのレストランの料理は写真映えするので、FacebookまたはInstagramの活用を考えました。料理の写真を投稿したり、健康的な食事についてコンテンツを作成したり、また地域の朝市や直売所の情報をFacebookページで提供したりします。
この様に有用なコンテンツを提供する事で、信頼関係を構築します。
この様に関係構築が出来てはじめて、レストランのクーポンをFacebookページで提供します。クーポンの申し込み数とクーポンの利用数は、数値化されたソーシャルメディア効果となります。
この手法を使用した際の測定方法はこちらです。
- (2)で紹介したポイント制度を使用して、ゴールに近づいているか判断します。
- ソーシャルメディアのキャンペーンそれぞれにクーポンを用意します。これにより投資対効果が容易に測定出来ます。
- 各キャンペーン毎に特別なランディングページを作成します。ランディングページは各キャンペーン用に使われるので、キャンペーンの成果が明確になります。
如何だったでしょうか?難しく高価な分析ツールを使わなくても、簡単にソーシャルメディアの効果を測って頂けるのではないでしょうか?
ビジネスにおいては、結果の善し悪し以上に効果測定する事は大変重要です。
結果が良ければ、同様のキャンペーンを継続するべきです。
しかし、必ずしも思い通りの結果が出るとは限りません。結果が思わしくない場合は、数値目標を一つの目安として改善を進めて行く事が出来ます。
ぜひソーシャルメディアの効果測定を試してみてください。